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危険を予測し、自ら回避できる能力育成を目指す

自他の生命尊重を基盤に生涯を通じて安全な生活を送るために

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「第38回 全国学校安全教育大会 東京都学校安全教育研究大会」が2月21日、東京理科大学葛飾キャンバスにおいて、大会主題を「自他の生命を尊重し、安全のための行動ができる幼児・児童・生徒の育成-危険を予測し、自ら回避できる能力を育成するために-」として開催された。
全国学校安全教育研究会会長・井口信二氏と東京都学校安全教育研究会会長・永山満義氏のあいさつ、来賓あいさつに続き、記念講演が行われた。
文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 安全教育調査官の佐藤浩樹氏が「学校における安全教育の充実」と題して講演。
学校における安全教育の目標は、日常生活全般での安全確保のために必要な事項を実践的に理解し、自他の生命尊重を基盤として生涯を通じて安全な生活を送る基盤を培うと共に、進んで安全・安心な社会づくりに参加、貢献できるような資質・能力を養うこととし、3つの目標をあげた。
 ①日常生活における事件・事故災害や犯罪被害などの現状、原因および防止方法について理解を深め、現在および将来に直面する安全の課題に対して、的確な思考・判断に基づく適切な意思決定や行動選択ができるようにする。
 ②日常生活の中に潜む様々な危険を予測し、自他の安全に配慮して安全な行動を取ると共に、自ら危険な環境を改善することができるようにする。
 ③自他の生命を尊重し、安全・安心な社会づくりの重要性を認識。学校、家庭および地域社会の安全活動に進んで参加・協力し、貢献できるようにする。
この目標を学校安全の3領域(交通安全、生活安全、災害安全)にわたって適用すると同時に、それぞれの領域が相互に関連し合う関係であることも含め、学校においては総合的な安全教育の充実を視野に入れた全体計画を作成することが重要とした。
また、海外ではホテルで非常ベルが鳴れば、宿泊客は即座にロビーへ下り、仮に誤作動であったとしても誰も怒らないという危機意識の高さの例を示し、日本人の防災意識の一層の向上が必要であることも強調した。
この後、葛飾区立花の木小学校で公開授業が行われた。幼稚園児から小学1~6年生、中学生が、「もうすぐ1年生 道路を安全に歩こう」(幼稚園児)、「もし、じしんがおきたらどうする?」(2年生)、「放射線について考えよう」(6年生)、「日頃の備え 家庭での備え」(中学生)など、様々なテーマの安全・安心授業を見学した。
さらに、東京理科大学国際火災科学研究科教授・辻本誠氏による『東日本大震災と防災』の講演や、研究・実践発表が行われた。

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