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専門家による防犯知識: 最新の防犯システム(機会警備システム)

近年、体感治安の悪化もあって防犯機器や防犯システムの需要は、ますます増大しています。そして、その機能・性能も最近のIT技術の進歩に伴って、年々進化しています。ここでは主として、警備会社が研究・開発・設置・運用を行っている防犯システム(機械警備システム)について、設計の考え方と最新のシステムを連載します。

1 防犯システム(機械警備システム)とは

基本的には、対象とする施設(工場・事務所・個人宅など)に人の侵入を検知するセンサーと、検知した情報を送信する警報送信装置を設置し、センサーで検知した侵入情報を、通信回線を介して警備会社に通報することにより警備員を急行させ事業案に対処する、「人と機械」とを組み合わせたシステムです。

システムの開発・設置・運用は、主として警備会社が行っています。
そして、これを警備会社では、機械警備システムと呼んでいます。

機械警備システムと呼ぶのは、それまで警備会社が行っていた工場などの施設の警備を、センサーと通信回線を使って人に替って機械を使うシステムだからです。今なら、電子警備システム、IT警備システムと呼ぶほうが相応しいかもしれません。

(中略)

2 防犯システムで何を守るのか

警視庁の統計によると、刑法犯の認知件数は、戦後の昭和20年代から昭和50年代までは年間120万件から150万件、検挙率は60%前後で推移していたものが、平成に入る頃から件数が急激に増加し、平成14年には285万件に倍増しました。しかも検挙率は急速に低下し、20%を切るに至りました。

これを期に警察のみならず政府全体で危機感共有し、犯罪抑制に取り組んだ成果もあって、認知件数はここ数年減少傾向ではあるものの、それでも年間150万件程度あり、検挙率は30%までにしか回復していません。そして事務所や住居などに侵入して金品を奪う侵入窃盗は、平成14年から減ってはきているものの、未だに刑法犯の10%程度に当たる13万件ほどあります。防犯システムは、主としてこの侵入窃盗いわゆる泥棒に対して効果を発揮するものです。

(後略)

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