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安全・安心に金庫を使うために必要なこととは何か?

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金庫は、我々の財産を守る重要なアイテムである。また、学校などでは、生徒の思い出を保管していることも多い。しかし、金庫があれば絶対に安心というわけではない。やはり様々な盗難や災害を想定した上で、金庫を購入・設置する必要があるのだ。
今回は、日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会に取材し、金庫の選び方や設置方法など、財産などを守る上で欠かせないポイントを伺った。

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会 事務局長 中村 文雄氏

金庫は、我々の財産を守る重要なアイテムである。また、学校などでは、生徒の思い出を保管していることも多い。しかし、金庫があれば絶対に安心というわけではない。やはり様々な盗難や災害を想定した上で、金庫を購入・設置する必要があるのだ。
今回は、日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会に取材し、金庫の選び方や設置方法など、財産などを守る上で欠かせないポイントを伺った。

金庫の種類と個性を知り収納物で使い分ける

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会(日セフ連)は、金庫を中心とした、鋼製家具類の製造・販売などを行う事業連合会で、全国5地区(東京、中部、大阪、中国、九州)の地区連合で構成されており、その歴史は、昭和16年(1941年)3月に、任意組合として全国金庫連合会が創立したところにまでさかのぼる。

日本セーフ・連では、防盗性能と耐火性能の双方を備えているものを金庫と定義している。その上で、主に火災対策として使われる「耐火金庫」と、主に盗難や犯罪防止を目的とした「防盗金庫」が存在する。それぞれの特徴をまとめると以下のようになる。

「耐火金庫」・・・主に火災対策として使用。ビル火災から、地震の衝撃や二次災害としての火災まで、あらゆるケースの火災を想定して製造。日セフ連では、JIS(日本工業規格)に基づき、一般紙用から熱や湿気に弱い磁気メディア用まで、0.5~4時間にわたる耐火試験などの基準を設定。また、工具を使った「扉のこじ開けなどの破壊行為」に対する一定の防盗基準(TS-15)を設定して認定している。

「防盗金庫」・・・主に防犯目的で使用し、耐火性能も備えている。ドリルやハンマーなどの工具による破壊行為や、バーナーによるガス溶断に耐えられるかをテストし、ランク分けしている。

金庫ごと持ち去られる危険性も 設置場所・方法への工夫が不可欠

日セフ連では、平成8年から「金庫診断士」の資格を認定。講習・試験を受けて認定された診断士は、ユーザーに対して金庫の正しい選び方や使い方などに関するアドバイスや提案を随時行っている。
昨今は、侵入現場で金庫を破る窃盗犯が減少し、金庫そのものを持ち去る傾向が強まっているという。これは、防犯カメラの普及により、窃盗犯が顔や姿を記録されることを嫌っているためでもある。その意味では、今後はますますこの持ち去りパターンが増加していくのではないかと推測できる。

そこで重要になってくるのが、持ち去られにくい工夫だ。例えば部屋の奥に設置する、金庫の周囲にドアをつける、金庫を床に固定する、盗難防止のアラームの設置・・・など。また鉄板を金庫に溶接し、入口よりも質的に大きくしてしまうといった方法なども、金庫診断士は提案するという。

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